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ナゾの工房 |
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大阪天満宮の目の前にある小さな工房。3階のとある一室に、今にも動き出しそうな人差し指や、遠目からでも弾力が感じられる乳房の一片、切断面を残した生々しい足首などが棚に無造作に並んでいる。楕円形の頬の肉片に埋め込まれ、濃い眉を持つ眼球にいたっては、こちらをジッと見据えているようでドキッとさせられる。
隣室では、白衣姿の女性が真剣な眼差しでなにやら作業をしていた。よく見ると、キラリと光る鋭角なヘラを使って、切断された手首を刻んでいる。
「ごめんな、散らかってて!」
クルリと振り返ると、愛嬌いっぱいの笑顔をこちらへ向けた。156pの小柄な体格と相俟って、不思議な安心感がある。
人体のパーツが陳列する不気味な部屋とのミスマッチは広がるばかりだ。ここはいったい……。 |
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≪分類≫
姉御肌目
人工ボディ技師科
≪生息地≫
大阪市住吉区
≪年齢≫
34歳
≪分布≫
工房アルテ内
≪活動時間≫
週3回は9時過ぎまで工房
その後はママ業
≪好物≫
布団(寝るの大好き!)
最近は愛娘と石集め
≪相棒≫
愛娘の七海ちゃん
≪天敵≫
好きなものも嫌いなものも人間
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