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阪大? 京大? |
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「僕、頭はよかったんですわ。高校も進学校の茨木高校に通ってたしね」
学校教諭である両親に育てられたこともあってか、小学校、中学校と成績優秀。通知表に「5」以外の数字が並ぶことのほとんどない優等生だった。
「でも、ほんまは勉強好きやなかった。おもしろないでしょ? まわりの友達は阪大や、京大やゆうて勉強頑張ってたけど、進む道はそれだけちゃうやろ! って思ってたなぁ」
18歳。高校3年生の頃、退屈な毎日におさらばしようと大阪を出た。親には“京都の予備校に通う”と言って家を飛び出した。
「親に一人暮らしのお金は出してもらってたけど、半分ヒッピーのようにフラフラしてたね。完全な独立じゃなくても、なんとかして別のことをしてみたかったから」
そんなとき出会ったのが道端に自分で作った品を並べて売っている路上商人だった。 |
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≪分類≫
創作目
革バッグ製作科
≪生息地≫
大阪・南久宝寺
≪年齢≫
53歳
≪分布≫
神出鬼没
≪活動時間≫
9時〜18時
≪好物≫
音楽
≪相棒≫
4度盗まれても帰ってきたマウンテンバイク
≪天敵≫
具の多い味噌汁
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