関西人間図鑑 【第25回】
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歌のお兄さん、司会、俳優、そして現在は絵手紙作家としても活動している。 「顔彩と青墨を使って描く絵手紙とは、４年前に出会いました。当時、母が楽しそうに描いていた姿に触発されたんです。そのうち、母と同じ教室で習うことになり、現在の家元が僕の才能を見出してくれて……」 長さ１メートル35センチの巻物に描かれた自身の作品を机上に広げながら、鼻腔をふくらませる。 「通常は半紙とか、ハガキに書いたりするんだけど、最近は家元に倣って巻物に書いています。絵手紙ってルールがあるわけじゃなく、その時々の気持ちを文字や絵にして表現できるんですよ。今後はアンティーク家具や古美術品に描いたりして、幅を広げていきたいですね」 教室を持って２年目。現在は40歳から80歳まで、70名近くの生徒を受け持つまでになり、雑誌でもその功績が取り上げられた。来年は個展を開く予定だ。今後は絵手紙がメインなのだろうか？ 「いやぁ、未来のことはわからないですね！」と、ニヤリ。 今年36歳。０歳のチビッコから80歳のおばあちゃんまでを相手にするマルチヒーローは、この次どんなヒーローを目指すのだろうか？ |
■05年8月3日掲載。データなどは掲載当時のものです。 |
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取材・文／松原 宏子