関西人間図鑑  【第25回  

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笑顔
 その日を境に、ボイストレーニングからダンス、MCまで、お兄さんへの道を究めるために必死でトレーニングに励んだ。
「でも、ドラマの経験があるとはいえ、ステージは初めてだし、子どもの反応はストレート。こちらが緊張すれば、子どもたちの表情も硬くなる。失敗しても、めげずに笑顔で乗り切れば、子どもたちも笑顔で返してくれる。まさか、子どもたちに勇気を与えてもらうなんて……」  
 番組終了までの4年間、歌って踊って、けんいちお兄さんはステージを満喫する。そして現在も、休日や祝日には子どもたちのためにステージで歌をうたうほど、子どもが大好きになっていた。さらに、子どもと歌を通じて大学時代には情熱が持てなかった作曲活動にも熱が入り、昨年には泉佐野市の市民ミュージカル『オズの魔法使い』で、劇中の全50曲を担当。作曲家としての才能を発揮した。


 


≪分類≫
タレント&絵手紙作家目 
マルチ芸術家

≪生息地≫
兵庫県伊丹市

≪年齢≫
36歳


≪分布≫
関西一円

≪活動時間≫
朝〜深夜

≪好物≫
旅行(特にフランス、香港)

≪相棒≫
愛車(6代目)

≪天敵≫
タバコ、風邪ウイルス

 
取材・文/松原 宏子