関西人間図鑑  【第1回  

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読み手を納得させる。それが快感
 情報誌『ぴあ』のアート情報紹介記事がある。10年前、初めて受けたアートの定期仕事だ。紹介文は200から500文字。普段からギャラリーや美術館に通い、編集部から渡された山積みの資料を読み、抱えきれないほどの情報量を短い文章に昇華する。
「情報だけならチラシで充分でしょ。私が作品を理解して解釈しないと、読み手を説得でけへん」
 屁理屈は大キライ。知ったかぶりは意味がない。どうしたら伝えられるだろう、この愉しさを。リズム感あるポップな文体。そのスタイルは今も変わらない。


 


≪分類≫
現代アート目
ライター科

≪生息地≫
大阪市

≪年齢≫
37歳


≪分布≫
ギャラリー
美術館
国立文楽劇場

≪活動時間≫
10時〜20時

≪好物≫
おかいさん(茶粥)

≪相棒≫
雄ネコの「まる」


≪天敵≫
暴走タクシー

 
取材・文/中野 純子