Since 【第６回】
| ２ 「必ずできる」を信じる |
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| 中学を卒業してミナミにやってきた家出少年だった。 「ただ食べるためだけに働いていました。先のことなんて全然考えてなかった」 ところが20歳を目前にして、ふと自分をふり返った。 「10年後の自分を想像したとき、急に恐くなったんです」 このままではいけない。自分を変えなければ。 「なんとなく続けていた営業のアルバイトで、一番になるよう努力しました。新しい自分の発見でしたね」 この成功が原点になった。 20歳のとき、少しずつ貯めたお金でアメ村に古着屋を、三ツ寺にバーを開いた。フリーマーケット同然の古着屋に、人１人通るのがやっとのスペースしかない狭いバー。 「一日中ビラを配ったり、古着が好きそうなコがいたら、電車の中でも声をかけたり。店にお客さんを呼ぶためにがんばりました」 少しずつ事業を広げ、2000年に有限会社を設立した。 「『必ずできる』を信じ、問題をチャンスに変えていきたい。その思いは今も変わっていません」 |
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| ≪KEY
PERSON≫ ≪PROFILE≫ ≪COMPANY DATA≫ ●所在地●
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取材・文／岸良 ゆか 写真／滝沢 稔