Since 【第18回】
| ３ 信念を支えに |
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| 覆面による接客調査やサービス改善コンサルタント、社員教育のビデオ制作など、１年間の<契約期間に行ったことは、すべてが自分流。 「お客として『こんな店ならいいのに』というのが改善の基準だったわね」 '00年、セレクトショップでの実績をもとに会社を興した。店舗改善コンサルタントに加え、今までの経験を活かした就職活動セミナーやカラーコーディネーターの講師も看板に掲げた。<ところが、仕事はほとんど来なかった。 「営業はもちろん、広告を打ったりＤＭを送ったりね。無名な会社やからって怪しまれて、門前払いをくらったこともあったわ」 しかし、自分のやっていることは世の中で必要なことだと、信念だけは持ち続けた。 「関西人って、意外と看板やブランドにこだわるの。悪いところよね」と苦笑いする。 |
４ 商品は私 |
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| ドゥーイングの事業には３つの柱がある。サービス業に特化し、人材教育からカラー、マーケティングまでトータルに店舗改善のコンサルティングを手がける『企業塾ドゥーイング』、学校や自治体での就職支援セミナーや講演を行う『就職塾ドゥーイング』、カラーコーディネーター養成学校『ディアマンテカラースクール』。『企業塾ドゥーイング』の販売員教育では、カタチとしてのマナーを教えるのではなく「なぜ、マナーが必要なのか？」というところから“人に接する気持ち”を重視する。ときには厳しい言葉も飛び出す指導に、「これだけ会社や自分のことを本気になって考えてくれる人はいなかった」と感激のあまり、号泣する店長や管理職も。そんな光景を目の当たりにしたとき「この仕事をしてよかった」と、やりがいを感じる。 「商品は私。肩書きや社名を買ってもらうのではなく、私の情熱を買ってもらっている」と言い切る自信が、企業を魅了するのかもしれない。 |
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| ≪KEY
PERSON≫ |
